日本って斜陽なのかよ
さきほど、村上龍の番組をみていましたら、孫さんがでていまして、
「日本はゆっくりと衰退している」
というフレーズがありましたが、そうなのかもしれません。
衰退するのは悪いことではなく、後ろから来たものに譲ってあげるのは、理かもしれませんね。
ただ、日本の問題は以下のようなところにもあるのかとも感じます。
高度成長時代は「重厚長大」産業だったので、大資本や単純労働の集約が有効だった。
国を挙げての「努力」というガンバリズムで、一致団結して成功できたわけだ。
しかし知識産業の時代になり、労働力の安い新興国も多数出てきている現状では、大資本や単純労働の集約よりも、「有能な個人」をいかに集め、伸ばせるかで勝負が決まる。才能のある人間を伸ばすことをせず、「みんないっしょ」に封じ込める日本方式は、最も希少な資源を潰しているのに等しい。
「がんばればがんばるほど報われない」不条理な構造によって、日本は「有能な個人」という最も希少な資源を潰したり、海外に流出させてしまっている。
言い得て妙な表現ですよね。
実は今回の投稿は、かんべいさんの
最近はちょっとやけくそ気味になっているせいか、「こんなに希望のない国の通貨が上昇するのはおかしい」てな意見もよく聞くのですが、世界の成長センターであるアジアの中にある日本経済、というのはそれだけで実は結構、旨みがあったりする。円高だって、海外の優良資産を買う絶好の機会ではありませぬか。要はわれわれのやる気次第というものです。
世の中は日本を思ったほど衰退していると思っていないのではないかと感じたからです。
アジアという成長著しいエリアの雄として、まだまだ、世界は捨てていないのでは。
ただ、何か空回りをしているのは確かですよね。
それが個人を全体が潰しているというのも正解かもしれません。
いつも、答えのない戯言ですね。