これは幸先悪いなあ

いやーー、弱気になるかもしれませんね

 任天堂が29日発表した2010年4〜6月期の連結決算は、最終損益が252億円の赤字(前年同期は423億円の黒字)だった。為替相場で対ユーロを中心に円高が進み、外貨建てで保有する現預金や売掛金について705億円の為替差損が発生した。携帯型ゲーム機の販売低迷も響いた。四半期で最終赤字になるのは08年1〜3月期以来、9四半期ぶり。

 売上高は26%減の1886億円だった。3次元(3D)対応の新しい携帯型ゲーム機ニンテンドー3DS」の発売を控え、既存のDSの販売が47%減の315万台と落ち込んだ。据え置き型ゲーム機「Wii」は、マリオシリーズのソフトがけん引し36%増えたものの、DSの不振を補えなかった。営業利益は42%減の233億円だった。

 欧州の経済不安に伴う円高の進行も響いた。6月末で現預金と売掛金をドル建てで約34億ドル、ユーロ建てで約34億ユーロ保有しており、営業外損益で為替差損を計上した。6月末の為替相場は1ユーロ=107円台、1ドル=88円台で、3月末と比べユーロで約17円、ドルで約5円の円高となった。